【第章】
ホレイス・スラッグホーン
Hrace Slughorn
その一 

ハリーとダンブルドアは通りを歩いています。手紙を受け取って以来、待ちに待ったダンブルドアのお迎えでしたが学校外で2人で話などしたことが無かったためハリーは少し気まずさを感じています。(最後に会ったのはダンブルドアの部屋で、ハリーはシリウスの死で取り乱しダンブルドアの部屋の物を投げ散らかして暴れまくった時だし・・・)さて、通りの端まで来るとダンブルドアは“姿現し”すると言い出します。
ハリーはダンブルドアの腕に掴まって初体験します。
ハリーの感想
 真っ暗になってあらゆる方向から圧迫されて息が出来ない!鉄のベルトで胸を締め付けられて、目玉は頭の奥に引っ込んで耳は頭蓋骨にめり込んだみたい。硬いゴムのチューブの中をすり抜けてる感じに近いかな~

2人は小さな村、バドレイ・ベバートン(Budleigh Babberton)に到着します。
今年もまた教師が一人足りないため、退職したダンブルドアのかつての同僚をリクルートしに来たそうです。
その人の家に行く途中ハリーはいくつか気になっていたことをダンブルドアに質問します。その1つがインフェリについて。
インフェリとは闇の魔法使いのために働くように魔法が掛けられた死体のことだそうな。ヴォルテモートが全盛だったころ軍隊のように大量に作られたらしい。ゾンビの軍隊・・・怖っっ!!

そして家に到着。
ところが玄関のドアが壊されています。杖を構えて2人は中に入ります。部屋の中もめちゃくちゃ。家具は壊れて倒され、床にはガラスの破片が散乱し、壁にはドロっとした赤い液体が飛び散っています。
ハリーはここの住人が誰かにここで襲われて連れて行かれたのだと思います。
しかしダンブルドアは平然として近くに倒れていた肘掛け椅子を杖で刺しました。
「痛っ!」と声がして椅子がはげ頭の巨大な太った老人に変わったのです。
その老人こそがダンブルドアのかつての同僚、ホレイス・スラグホーンでした。

*1章で出てきた新しい魔法大臣のルーファス・スクリムジャーはライオンに例えられていましたが、このホレイス・スラグホーンはセイウチに例えられていました。

スラグホーンはダンブルドア達を死喰人が来たと勘違いしてとっさに椅子に化けて部屋を偽装したそうです。
ダンブルドアとスラグホーンは2人で魔法で部屋を片付け、1杯飲もうと椅子に腰掛けます。(スラグホーンはいやいやでしたが・・・)2人は少し世間話をした後、ダンブルドアがホグワーツに戻ってこないかと
切り出しますがスラグホーンは断りました。
そしてダンブルドアはハリーとスラグホーンを部屋に残し長いトイレに旅立ちました。


第四章その二へ>>
<<第三章そのニに戻る