第居ヘ
嫌われ者
An Excess of Phlegm
その一
ハリーとダンブルドアはいよいよ隠れ穴へ!
家にはウィズリーおばさんとトンクスがいました。
夜中なので他のみんな寝てしまったよう。
トンクスはいつものショッキングピンクの髪ではなく、くすんだ茶色で顔色も悪い。ウィズリーおばさんに何か相談に乗って貰っていた様ですが、ダンブルドアとハリーが来るとすぐに帰ってしまいました。
帰ろうとするトンクスにウィズリーおばさんが週末にルーピンやマッド・アイも来るからみんなで夕飯を、と誘いますがそれも断って去っていきました。
そしてダンブルドアも「ホグワーツで会おう」と言ってさっさと帰ってしまいます。
ウィズリーおばさんはハリーに暖かいスープとパンを出してくれます。2人はスラグホーンのことを話します。
ウィズリーおばさんもおじさんも彼の教え子だったが彼のお気に入りには入らなかったそうです。
「きっとアーサーをお気に入りに入れとくんだったと後悔するわ!」とおばさんは言います。 おじさんが昇進したらしい。
The
Office for the Detection and Confiscation of Counterfeit
Defective Spell and
Protective
Objects
(不完全呪文防護用品捜査没収局?)の局長になって10人の部下を抱えているそうです。ヴォルテモートの復活以来とても忙しいそうな。
物騒な時代を利用して偽のお守りや防護用品を作ったり売ったりする人が増えているそうで、おじさんの仕事はそういう物や人を管理することです。
いつもはリビングの壁に掛けられていたウィズリー家の時計が今はキッチンの洗濯物入れの山の上にポンと置かれています。
その時計の針は全部“死の危機”を指しています。
ヴォルテモートが復活したから魔法使いはみんな“死の危機”にたたされているらしい。
そしてウィズリーおじさんが帰ってきます。
おじさんは魔法省の小冊子に書いてあったことを守って、お互いに合言葉を言うまではドアを開けようとはしません。
おばさんは嫌そうに「あなたの一番の野望は何?」と訊ねるとおじさんは「どうやって飛行機が浮いているのか発見すること。」と答えます。
おじさんは「2人きりのとき私になんと呼ばれたい?」と訊ねます。
おばさん耳まで真っ赤にして「愛しのモリーちゃん・・・」と答えます。
やっとドアが開きおじさんが入ってきました。
ハリーはおじさんに色々仕事の話を聞きますが、もう真夜中・・あくびが出てしまいます。
おばさんはフレッドとジョージの部屋をハリーの部屋として用意してくれてました。
双子はジョークショップのあるダイアゴン横丁で生活しているようです。