第章
スラグ・クラブ
The Slug Club
その二
ハリーとネビルがスラグホーンのコンパートメントに着くと、既に何人かの生徒が来ていました。その中にはジニーも含まれていました。
〈招待客〉
ネビルは両親が死喰人と戦った有名なオーラだったから、ジニーはたまたまザカリアス・スミスにコウモリ鼻糞の呪いを掛けているところをスラグホーンに見られ、‘素晴らしい呪文だ!’と評価されそのまま部屋に連れて来られたらしい。
スラグホーンはハリーを‘選ばれし者’ともてはやしますが、ジニーとネビルは魔法省での事件の時自分達もその場にいたが、予言なんて聞いたことも無いし‘選ばれし者’もいつもの日刊預言者新聞のガセネタだとスラグホーンに話します。
スラグホーンはかつての優秀な魔法使いの多くが、ホグワーツで自分を中心とする‘スラグ・クラブ’と呼ばれるクラブに入っていたと自慢し、延々と話し続けます。ついには太陽が傾き列車内が薄暗くなり、やっとハリーたちは解放されます。